陽性後2

またしても妊娠検査薬で陽性が出た私はクリニックにその旨を伝え、予約を取った。前回のことから学習して、ちゃんと胎嚢が見えるであろう妊娠5週目に予約した。

今回も飛び上がるほどに嬉しかったが、前回のことがあるので不安もあった。いやむしろ、どこか「どうせ今回も無理だろう」という気持ちがあった。この気持ちは意外と長く続くことになる。

嬉しい半分、不安半分の気持ちで診察を受けた。今回はちゃんと胎嚢が見えて、診察料は無駄にならなかった。まあここまでは想定の範囲内だ。問題は次だ。

また1週間後、心拍を確認するためにクリニックへ向かった。「どうせダメだよ、期待するなよ」と自分に言い聞かせつつ、でもどこかで「今度こそ」と思いながら診察を受けた。画面にエコーが表示される。ドキドキした。相変わらず真っ黒な粒でなんだかわからない。院長先生が「心拍確認できてますね」と言った。よく妊娠した人のブログには「ピコピコしたのが見えた〜」とかあるが、私にはちっともわからなかった。でも心拍確認できた!緊張の糸が切れて、診察台の上なのに涙がぽろぽろ流れた。院長先生も「良かったね」と言って、膝をポンポンしてくれた。そう、診察台の上で全開の私の膝を。診察の後、別室でスタッフから「分娩先を検討し始めてくださいね」と説明があった。前回のことがあった私にとっては急展開だった。もう分娩先?早くない?まだ流産の可能性全然あるよね?と少し戸惑った。

帰り道、私は「心拍確認できた!」と夫にLINEした。「どういうこと?」と返信が来たので「心臓動いてるって。前回はここまで来てない」と説明した。夫は「おおー」と言った。2人共喜びながらも「まだまだ油断はできないぞ」といった気分だった。