産休中に読んだ本

 

産休中、あまりに暇なのと、来たる育児に対して気合を入れるべく読んだ本。 

 

俺だって子供だ! (文春文庫)

俺だって子供だ! (文春文庫)

 

 クドカンの育児エッセイなのだが、冒頭「僕は子供が苦手です。」から始まるというところが非常に良かった。それなのに子供が生まれると急にクドカンが親バカになるのが疑問でありつつも、「子供嫌いと言っていたクドカンですらこうなるんだから自分だって大丈夫大丈夫!」と自信がついた。ちなみに肝心の育児エピソードはもちろんクドカンの文章だから面白いは面白いのだが、よその子供の事情に興味はなく、フーンといった感じだった。むしろ大変そうだなあ…というエピソードばかりだった。ちなみにクドカンの奥さんもあまり子供好きそうな感じではなかったのにも関わらずしっかり親バカになったようだったので、そこも非常に勇気づけられた。

  

産んじゃえば?

産んじゃえば?

 

 

上記のクドカンも所属している「大人計画」の社長である長坂まき子の育児エッセイ。これまた肝心の育児エピソード自体には興味が湧かなかったが、巻末に収められている、伊勢志摩と田村たがめ(どちらも大人計画の女優)との対談が非常に良かった。どのへんが良かったかというと、伊勢志摩も、子供好きというわけではないが、自分の人生というものを考えた結果、子供を持つことにしたという所、また、実際生まれるまでも「もし自分の子供を可愛いと感じられなかったらどうしよう」と不安だったという所にとても共感できた。また、実際生まれてみると、天使のように可愛いと思えたというエピソードに勇気づけられた。あと、この3人がクドカンのことを「宮藤くんは絶対親バカになると思ってた!」と言っていたのも面白かった。

 

きみは赤ちゃん (文春文庫)

きみは赤ちゃん (文春文庫)

 

 

川上未映子の妊娠〜育児エッセイ。さすが賞獲る人だけあって文章が上手い。だが上手すぎて産後クライシスの章がものすごくリアルで読んでいるだけで辛くなり、途中で読むのをやめてしまった。自分がどんな風に辛く、またそのように辛く感じる理由が冷静かつ客観的に描かれており、子供を育てる自信が一気になくなった。まだ経験してもいない産後クライシスを恐れ、何も悪いことをしていない夫にイラつき、夫に対して「お前はどうせこんな風になるんだろう」と電子書籍のキャプチャ画面を送りつけるというホラーな暴挙に出た。おそらくラストは希望いっぱいのすごく幸せな終わり方なのだろうが、出産を控えて若干ナーバスになってる自分には読了は不可能だった。