子供産んで良かった?(産後すぐ)

子供を産んで良かったか?というと、いまいちよくわからない。なので、いくつかの要素に分解して考えてみた。

子供は可愛いか?というと、それは可愛い。だがその可愛さも不思議だ。よく犬猫のようなペットの可愛さとどう違うのか?という話があるが、犬や猫は自分でこの子にしよう、と決めて買うなり貰うなりするので自分の好みのルックスの子を飼うことができる。だから可愛いのは最初からわかっている。というか、正直ルックスの可愛さだけで言えば犬や猫の方が可愛いと思う。それに対して自分の子供はどうかというと、自分でルックスを選べるわけではないので博打だ。でも可愛いなあと思う。しかしいまいちなぜ可愛いのかがよくわからないのだ。客観的に見て、中の上ぐらいかなあ…?と思っているが、それもあやしい。他人から見れば下の下かもしれない。大体私は自分の顔を良く見積もって大体60点ぐらいと思っており、夫もまあそんなところだ。そこから中の上の子供が産まれるわけがない。のだが、じっと子供を見ていると、「あら?この子、もしかして可愛いんじゃない…?」「おむつのCMいけるんじゃね?」となってしまうので、自分の子供だから、という不思議なフィルターがかかっているのだと思う。しかし、今育てている子供が自分の子供かもあやしいものだ。もしかしたら病院で取り違えられているかもしれないし、もっといえば人工授精の段階で取り違えられていて、よその知らない男性との子供かもしれない。ということは、自分の子供だから可愛いというわけではないはずなのだ。そして可愛さは少しずつ上がってくると思う。大体生後1ヶ月ごろで、ニッコリ笑ったり、アクーとかウクーとかいうクーイングというものが始まり、これがまた可愛い。新生児の時は泣くか寝るしかなかったのでそこからの可愛さレベルの上がり方は大きい。しかし相対的に上がったというだけで、絶対値でいうとマイナスからゼロとかマイナス1000からマイナス500になったぐらいなのだと思う。見た目だって、産まれたては本当にものすごかった。色が赤黒いというか若干紫っぽかったし手足もガリガリだった。目も腫れぼったくて古田新太みたいだ。点数にしてみればマイナスだ。そこから肉がついて目の腫れもひいて、少し人間ぽくなってきた。なので、なんか騙されているような感じなのだ。誰に?という感じだが。どんどん可愛さが増してくるけど騙されるなよ、マイナス1000がマイナス500になっただけだぞ、と言いたくなるのだ。

あと、育児がものすごく大変だ。とにかく体力的にしんどい。大学生の時にやっていた飲食店のバイトを思い出す。「子供可愛いよ〜早く作りなよ〜」なんて軽々しく言えない大変さだ。2人目なんてとんでもない、この地獄をもう一度だと?というレベルだ。だから大変だけど可愛いという意味がよくわかった。

それから、以前、子供がいない頃は人生がなんだか退屈になってしまったが、子供が産まれてからはちっとも退屈ではない。良い意味でも悪い意味でもだ。毎日今日を生き抜くので精一杯、といった感じだ。ランニングマシンみたいだ。退屈か、大変すぎるか、極端すぎるのだ。

そんなわけで、子供を産んで良かったかというとプラマイトントンというかんじだ。